2か月で5キロダイエット。PDCAサイクルで考える「目標達成のコツ」
早い段階でやめる選択をすることも重要
3つ目は「継続」です。「1日30分の有酸素運動」はリフレッシュにもなり、ダイエットにも効果があるだろうということで、そのまま継続することにした。分析と仮説ともとにPLANを継続すること。これも改善策のひとつです。
最後が「停止」です。例えば、大好きな炭水化物を控えることがダイエットのストレスになっており、その分量を食べてしまうと判断した場合は「朝、昼の炭水化物を抜く」という策をやめることも選択肢のひとつです。
せっかく実行してきたことをやめるのは勇気がいることですが、効果的ではないこと、また弊害を生み出している策をやり続けることは効果的ではありません。早い段階でやめるという選択をすることも重要です。この4つの方向性は、必要に応じて1つ使ってもよいですし、複数を組み合わせてもよいです。
PDCAを回すうえで何より必要なのは…
ここまでPDCAとは何か、PDCAの各フェーズでは何をすべきなのかということについて紹介してきました。大事なのは「PDCAを回すことが目的」ではなく、皆さんが達成したい目的・目標を達クリアすることです。PDCAの中心には目的・目標があり、常に目的・目標に立ち返りながら回していくものなのです。
ただ、ここまで見てきたようにPDCAを回すというのは簡単なことではなく、緻密で精度高く考え抜くことが求められます。加えて、目的・目標を達成するまであきらめないという強い気持ちも必要です。こうした意欲や自信を持ち続けることがPDCAを回すには何より必要なことだと言えるでしょう。
では、私たちはどうやってこの意欲ややり抜く力を持ちづければよいのか。それが「目的・目標へのコミット」だと考えています。おそらく誰にも「自分が実現したいこと」を達成するために全力で取り組んだ経験があるはずです。