「無印のレトルトカレー」の進化が止まらない。新作6種全品をプロが食べ比べ
妥協のない味づくりと他を圧倒するアイテム数でファンを増やし続ける無印良品のレトルトカレー。今までも定期的に新作が出ていましたが、2022年は例年以上のリリースラッシュ! 今年5回目となる新商品の投入が10月19日に行われたんですよね。
今回発売になったのは新シリーズ「素材を生かしたベジタブルカレー」の6種。インドのベジタリアンカレーを手本にしていて、主原料だけでなく副原料も“肉を使わない”カレーであることが大きなポイント。価格は6種類全て290円(税込)になっています。
1)ラジママサラ:肉カレー顔負けの食べ応え
新作の6つのカレー手掛けているのは、多くの無印カレーの製造を担当している“にしき食品”。インド系アイテムが得意なメーカーさんなので期待値がグッと上がっちゃいますね。
まずは「ラジママサラ」から試してみましょう。「ラジマ」とは赤インゲン豆のことでインドではポピュラーな食材。赤インゲン豆を使った北インドの豆カレーになります。
ベースになっているのはトマトや玉ねぎの旨味がつまった濃厚なトマトカレー。クミン、シナモンを軸にまとめたバランス感のある香りが広がり、ほんのり立った甘味や酸味が良いアクセントになっていますね。
メイン具材の赤インゲン豆はたっぷり入っていて、豆が大きいので食感がしっかり楽しめるのも嬉しいところ。肉カレー顔負けの食べ応えがありますよ。
2)カダラカレー:攻めた辛さが心地よい
こちらの「カダラカレー」はヒヨコ豆を使った南インドのカレー。トロミは控えめのタイプでラジママサラに負けない豆のボリュームにテンションが上がります。
ココナッツミルクでまとめたカレーは南国料理らしいエキゾチックな風味が広がり、コリアンダーやフェンネルなどの爽やかな香りが美味しさをアシスト。けっこう攻めた辛さも心地よく、ココナッツミルクのマイルド感と唐辛子の辛味のコントラストがクセになりますね!
香りアクセントのカレーリーフがうっすら香る程度だったのはもったいないですが、レトルトで再現するのはやはりこの辺が限界なのでしょう。南インド料理の美味しさが見事に再現された好みの豆カレーでした。