案件は最初からなかった？

　やる気に満ち溢れた立花さんだったが、待ち受けていたのは残念な結末であった。「受講中に6回分の有償記事の作成を行いました。1本2.2万円を6本で、計13.2万円振り込まれる予定でしたが、いまだに振り込まれていません」と本人は嘆く。

　受講生によって報酬額が違うのは、スキルに応じて額が変動しているからだろうか。いずれにせよ、やはり未払いだったが、立花さんは独自で調査を進めており、新たな疑惑が発覚したようだ。

「そもそも、最初から案件は存在していたのか疑問です。取引先として挙げていた会社数社から『諸花との取引があったことはない』という回答をもらっています。どのように言い訳するつもりなのでしょうか」

一切音沙汰がなくなってしまった

　また、その後の対応の不誠実さに怒りをにじませる。

「LINEでの突然の廃業連絡のあと、オンライン説明会が行われました。私たち受講生はこの説明会で詳しい内容を聞けるものと思っていたのですが、諸花代表の山原和也氏がただLINEに送られてきた文章をそのまま読み上げただけ。新しい情報は一切ありませんでした」

「しかもZoomに人数制限がかけられており、視聴できない受講生も多数。私も見られなかったため、その内容を録画していた人がTwitterにアップしていた動画を見るしかありませんでした。さらには、Zoomはミュートされた状態でしたので、受講生らが質問を投げかけることもできず、一方的に話されて終了。時間は20分ほどで、『これで終わり？ やる意味あった？』と思いました」