常連のイケメン俳優が2か月で激変。“ストイック生活の反動”をコンビニ店員が見た
どの街にもあり、誰もが利用できるコンビニエンスストア。大手コンビニエンスストアでバイト勤務している河本沙織さん(仮名・24歳)は、美術系の大学で映像について学び、卒業した現在は、複数のバイトを掛け持ちしながら自主制作の映画を撮っています。
コンビニのバイトがちょうどいい
「撮影の予定が入ると働ける時間が不規則になるので、シフトを組みやすいコンビニのバイトがちょうどいいんです。店長が映画好きだったことが幸いして、映画を撮っていることを話したら、より融通をしてくれるようになりました」
沙織さんは映画製作などでお金が必要だったため、深夜帯も勤務していました。
「私が働いていたコンビニでは22時から夜間手当てがついたので時給がアップしたんです。家から近所のコンビニだったのもあって、よく深夜帯で働いていました。深夜は特徴があるお客さんが多いんですよね……。ある時、店長がよく深夜の時間帯に来るお客さんに俳優をやっている人がいるって話していたんです」
常連客の中にイケメン俳優が
そのコンビニの常連である田中さん(仮名・30代)は、背は低かったけれど目鼻立ちがはっきりした顔立ちの男性でした。
「ラフなシャツを着ていてもすらっとしていてかっこいい雰囲気。店長と田中さんとは共通の知り合いがいたため、顔見知りだったようです。たまに2人がレジで世間話をしていましたね」
田中さんは大学時代に劇団に所属し、テレビドラマや映画で端役として活動していました。
「店長から教えてもらった映画を観てみると、殺される役ですけど『名前のある役』で出演していたんです。それ以来、田中さんが何を買ったりするのかついつい見てしまうようにな。ゆで卵やプロテインバー、チキンサラダなど低カロリーで高たんぱくなものが中心で、ストイックな人なんだな……って思いました」
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