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睡眠薬って本当は危ない?メンタルを整える“眠りのコツ”を精神科医に聞く

暮らし

魚介類、バナナ、乳製品がおすすめ

 薬についての話を聞く一方で、メンタルを整えるために行える生活習慣についても木村氏に教えてもらった。

「睡眠が取れないようだったら、食事でカバーすることも考えてみてください。例えば、魚介類を多めにしてみたり。魚介類、特にホタテやエビに多く含まれる『グリシン』という成分が睡眠に効果があると言われています。

 また、『セロトニン』という精神を安定させる物質があるのですが、バナナや乳製品には、セロトニンになる前の物質であるトリプトファンが多く含まれます。手軽なので、朝ごはんを食べる習慣がない方にも向いていて、私の患者さんにもオススメしています」

コーヒーは眠る何時間前まで飲んで良い?

アイスコーヒー

 食事はもちろんのこと、日々の生活習慣を見直すことが睡眠の質の安定に繋がっていくのだという。眠りを妨げてしまうカフェインについても、タイミングをしっかり見計らったほうが良いらしい。

「深夜0時に寝たい人は、『コーヒーを飲むのは午後4時ごろまで』と決めておけば、多くの方はスムーズに入眠できるはずです。カフェインは、摂取から約2~8時間くらいで半減期となりますが、個人差や条件によっての差が激しいので、余裕を持って8時間くらい前までの摂取がよいでしょう。

 入浴と睡眠の関係もよく聞かれます。人間は、体の熱が下がるとき眠気が来ると言われているので、お風呂もシャワーではなく湯船に浸かって、睡眠の90~120分前に入っておきましょう

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