つい感情的に…新人マネージャーが陥りがちな「間違ったマネジメント」3選
行動で部下を育てる「解決策」
なぜ、いくらやり方を見せてもできるようになってくれないのか。それは、情報の格差に原因があります。自分は全てを見せているつもりですが、実は部下に見えているのはごく一部です。
見せている側は、その行為が一体何のためのものなのかを理解できていますが、見ている側には行為の表面しか見えていません。
こちらは具体的なものを見せているつもりでも、相手には限定的であいまいなメッセージしか伝わっていないのです。ですから、自分ならどうするかではなく、「どんな人でも同じ結果を得られるような行動」を実現するための仕組みを作ることを意識しましょう。
失敗事例:③感情的になってしまう
部下を叱るとき、相手に対して本気だからこそついつい感情的になってしまうことがあります。どうして自分の思いが伝わらないのだと、いらだってしまうこともあります。そのように、部下に対して感情を露わにしてしまった経験、皆さんにもありませんか。
一昔前であれば、そのような感情を交えた叱責も愛の鞭ということで肯定されていましたが、令和の現代社会ではなかなか世間的にも、相手にも理解されなくなってきました。こちらが相手を変えたくて感情的になればなるほど、相手は頑なになってしまったり、心が離れてしまったりしてしまいます。