年収2億円を3年で達成した元中卒会社員が「ワクワクした感情」を重視するワケ
近年、FIRE(Financial Independence,Retire Early)が注目され、経済的に自立して早期退職し、自由な時間を過ごそう、好きなことをして生きていこうという生き方を目指す人が増えている。
FXトレーダーであり事業投資家でもある水島翔さん(富山県在住・30代)は「株式会社好きなことで生きていく」という会社を設立し、年収は2億円超え、まさに「好きなことで生きていく」を体現している一人だ。
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給与は高いのに「今のままでいいのか」の悩み
水島さんは地元富山県の高校に入学したものの中退。中卒で地元の建設会社に就職後、漁師、大手運送会社の営業職に転職した。
「入社当時は出世欲があって頑張って働き、33歳で手取り50万~60万円、仕事の内容にも不満はありませんでした。でも、上司を見ると自由な時間はほとんどなく、精神的にも追い詰められていて仕事を楽しんでいるようには見えなかったし、何よりカッコよく見えませんでした。徐々に『自分もこのまま出世することを本当に望んでいるのか』、『時間的にも経済的にももっともっと自由が欲しい』と思うようになっていたんです」
そう思い始めた頃からしたたかに、「会社に頼らず自分の力だけで生きていけるスキル」を身につけはじめたという。
YouTubeがきっかけでFXを知る
しかし、「自分は中卒。なんの知識もスキルもない自分に何ができるのか……」と悩んでいたなか、あるYouTube動画がきっかけでFXを知った。
「そのYouTubeチャンネルでは1時間くらいの長い動画をいくつも公開していて、ほぼすべての動画を何回も何回も見ました。主に仕事中に(笑)。早くFXをやって稼ぎたい! という思いが強くなり、いてもたってもいられず書店に行ってFX関連の本を買い漁り、ネットでも情報を集めまくって、トレード用のパソコン環境も整え、そこから数か月間がむしゃらにFXの勉強とデモトレードでの練習と少額でのリアルトレードを繰り返しました」
気付くと、水島さんは専業トレーダーになると決めてから3か月後には退職届を出していたという。