ZOZO前澤友作は10位、京セラ稲盛和夫氏は5位。「尊敬する日本の経営者」1位は
日本を代表する企業である京セラやKDDI(第二電電)を創業し、JAL(日本航空)の再建に携わるなどした稲盛和夫氏が8月24日、90歳で亡くなった。「経営の神様」と呼ばれた人物であり、その功績や伝説はすでに多くの追悼記事で述べられている。
そんな稲盛和夫氏に限らず、日本には多くの尊敬すべき経営者、起業家がいる。昭和の時代には、稲盛氏と同じく「経営の神様」と呼ばれたパナソニック創業者の松下幸之助氏、ここ数年著書が復刊されるなど再評価が進んでいる日本マクドナルドの藤田田氏。平成の時代にもソフトバンクを創業した孫正義氏や楽天の三木谷浩史氏などだ。
そこで、本サイトでは「尊敬する日本の経営者」について全国20~40代以上の男女400人を対象にアンケート調査を実施(複数回答可)。果たして彼、彼女らが思う、尊敬する経営者とはいったい誰なのか?
最も尊敬する経営者は「松下幸之助」
調査の結果、最も支持を集めたのは、前出のパナソニック創業者の松下幸之助氏(1894-1989年)だった。400人中、100人から票を集めた。
つまり4人に1人が尊敬する日本の経営者に選んだということになるが、世界的メーカーのパナソニックを創業しただけでなく、未来のリーダーを生み出すため「松下政経塾」や出版社の「PHP研究所」を立ち上げるなど産業界にとどまらない活躍をしただけに、ある意味、当然と言える結果だろう。具体的な声は以下の通りだ。
「発想、経営の神様と言われる手腕」(男性29歳、兵庫県、会社勤務)
「人を大切にし、人材育成に力を入れて、会社を大企業に成長させたから」(男性36歳、愛知県、会社勤務)
「一代であそこまで会社を大きくし、社会貢献もして、後進の指導にも熱心で、従業員思いの経営者であるので。同じ関西人としての親近感もある」(女性40代、大阪府)
第2位に選ばれたのはホンダ創業者
続いて2番目に多くの支持を集めたのは、本田技術研究所の創業者である本田宗一郎氏(1906-1991年)。 世界的な自動車、二輪車ブランドである「ホンダ」を立ち上げただけでなく、常にイチ技術者として現場を大切にしており、社員から「オヤジさん」と呼ばれ慕われていた、と言われている。400票中、78票を集めた。
「日本の自動車・バイクなど世界的な会社ホンダの創業者だから。現在までホンダのエンジンは様々な業種・ジャンルでなくてはならないもの」(男性37歳、北海道)
などの声がアンケートではあがっていた。