婚活アプリで20万円ダマされた…女性との“楽しいLINE”が悲劇の始まりに
彼女を助けたいという気持ちで…
Mさんはクレジットカードや銀行のカードなどもすべて一緒になくしてしまい、お金がないためデートに向かうことができないと申し訳無さそうにLINEで謝ってくれました。それを見て藤原さんは、なんとか彼女を助けられないかと声をかけました。
「Mさんははじめ断っていたんですが、何度か声をかけたら『お金を貸してほしい』と言ってきました。まだ会っていない相手にお金を貸すのは一瞬ためらったんですが、Mさんを信じて貸すことにしました。お金は電子決済アプリで送って欲しいと頼まれて、2万円を送金したんです」
その日のデートは中止になり、結局2人が会うことは叶いませんでしたが、終始謝り続けてくれたMさんからのLINEを見て、藤原さんの不安は解消されていきました。その後も2人は連絡を取り続けていたのですが、それから少ししてMさんから「体調不良が続いているが、まだ財布が見つからず保険証やお金がないため病院に行けず困っている」と相談されたのです。
気づいたら送金額は20万円以上に
「そのときは親や友人には頼れないというMさんを、僕が助けたいという一心でまた電子決済アプリで2万円を送金しました。はじめは返金したいと申し出をしてくれていたんですが、財布が見つかってからいいと断っていて……その態度も信頼してしまった理由でした。するとその後何度もお金の相談をされるようになって、その都度お金を送っていてたんです。それで気づいたときには送金の総額20万円を超えていました」
その後何度かデートに誘うものの、何かと理由をつけて断り続けられていたこともあり、少しずつ疑心暗鬼になり始めていた藤原さん。さらにMさんからの連絡回数が減ってきており、彼女からお金を返したいという申し出もなくなりました。そしてある日を境についに連絡が来なくなってしまいます。