将来が漠然と不安、パートナーに嫌われないか…「不安な気持ち」を紛らわせるには
Case2:将来が漠然と不安なとき
漠然とした、将来・未来への不安。そうした不安を解消することなく、このまま10年たったと想像すると、さらに不安が増してしまう人は少なくないでしょう。
ここまでは多くの不安な気持ちを抱いたときのきりかえ方法をご紹介してきましたが、不安が起こる一番の原因は「その不安を、なにもしないまま放置しているから」かもしれません。
不安を感じるメカニズムとは、脳が答えを探してさまよっているからです。たとえば、サスペンスドラマなどで「犯人はお前だ!」というセリフが飛び出した直後に、いきなりCMが入ってきたら、「え、犯人は誰だったの?」と気持ちがモヤモヤしないでしょうか。
不安もこれと同じこと。自分の中で答えがわからない問題があるのに、答えが出ていないからこそ、心の中がモヤモヤしてしまう。逆に言えば、きちんとその不安に対する「答え」、あるいは「次にやるべきこと」を自分の中に持ちさえすれば、不安は消えていきます。
A:不安を感じる隙がないほど、スケジュールを予定で埋めてみる!
たとえば、「将来、自分はこのままでも大丈夫なのか」「老後もきちんと暮らしていけるのだろうか」などと考えはじめると、気持ちがモヤモヤしてくると思います。
このとき、もう一歩進んで、自分の不安と向き合ってみましょう。自分が「老後資金が足りないのが不安」だと思うのならば、では老後に生活するためにはいくらくらいの資金が必要なのかを試算してみましょう。その後、数十年後にその金額を手にするには、これからどのくらいのイメージで貯金をしていけばいいのかも、合わせて計算してみてください。
少しでも手を動かしておくことで、「あれ、思っていたよりも楽勝かもしれないな」「いまの生活レベルを続けていると目標金額を達成できないから、もっと日頃から節約したほうがいいのかもしれない」などと、やるべきことが見えてくるのではないでしょうか。