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大阪王将だけじゃない…「一見きれいな店が危ない」不衛生な飲食店の実態

ビジネス

食の安全を脅かしたチェーン店

飲食店

・大阪王将(’22年7月)
元従業員男性がツイッターで「ナメクジが発生している」など、衛生管理のずさんさを告発。そのほか、店舗の屋外での野良猫の飼育や、ゴキブリやネズミもいたことが判明

・目利きの銀次(’22年7月)
商品をウーバーイーツで注文したところ、届いた「とろサーモン丼」のご飯の一部にカビがあるとツイッターで拡散された。運営会社は下記の魚民と同じモンテローザ(同社は「原因も含め調査中」と回答)

・ミスタードーナツ(’22年6月)
運営するダスキン子会社が、ドーナツ1個に長さ5mmほどのアルミ片が混入していたと発表した。商品を購入した客からの連絡で判明し、同社は約3700個を自主回収した

・魚民(’21年11月)
提供されたもつ鍋に虫が入っていたとして、ツイッターで拡散された。「虫は1000匹ほど入っていた」「ほかの料理にも虫が入っていた」と店舗の状況を連続で拡散され、炎上した。モンテローザは各メディアの取材に対して謝罪し、再発防止に努める、とした

・CoCo壱番屋(’21年6月)
アルバイトの男性店員が自らの陰毛をスパイスと称し、まかないのカレーにかける動画がインスタグラムに投稿された。行きすぎたイタズラだと炎上し、当人は解雇された

・がんこ寿司(’21年5月)
賞味期限を改ざんした冷凍の「笹蒸し寿司」を234セット販売していたことが読売新聞の報道で判明。9か月も期限を延ばした商品もあり、穴子やエビなどのネタがあったという(同年7月に創業者の小嶋淳司会長が引責辞任)

<取材・文/SPA!飲食店の裏側取材班 写真/産経新聞社 PIXTA>

【奥窪優木】
’80年、愛媛県出身。上智大卒。ニューヨーク市立大学中退後、中国へ。医療や知的財産権関連の社会問題を中心に現地取材を行う

【小松謙之】
麻布大卒業後、シー・アイ・シー入社。専門は衛生動物学で、ヤマザキ動物看護大学客員教授などを務める。趣味はゴキブリ飼育

【河岸宏和】
食品安全教育研究所代表。食品メーカー、スーパー、コンビニなど、数々の食品工場で勤務。著書に『飲食店の衛生管理』など

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