20代でも「メタボで臭くてハゲ」になる…学生時代より5kg増は赤信号
とはいえ、不足しがちなたんぱく質をどうやって摂取すればよいのでしょうか?
「忙しい社会人は、たんぱく質が不足しがちなので、1日1~2回は肉や魚、卵を意識して食べるようにしましょう。特に肉は、濃い色のほうが栄養素も高い。たしかに鶏肉はヘルシーですが、できるだけ牛肉を食べることをおすすめします。
ちょっとつまむなら、カットフルーツやおつまみコーナーにあるビーフジャーキー、あたりめなんかがおすすめです。ジャンクフードも食べていいけど、食べすぎると習慣性が高くなるので週1くらいに抑えましょう」(伊達さん)
キツそうな糖質制限ダイエットもしなくていいし、ジャンクフードも食べていい――まさに忙しい社会人にぴったりです。
コンビニ飯も飲み会もOK!
とはいえ、忙しい社会人にありがちなコンビニ飯や、付き合いの飲み会の際はどうすればいいのでしょうか。
<コンビニ飯の場合>
「コンビニ飯なら、なんでもいいのでお肉の入っているお弁当をひとつ買って、できれば味噌汁をつけましょう。付け合わせにゆで卵もいいですね。もしおやつも欲しいなら、ナッツがおすすめです」
<飲み会の場合>
「飲み会では付き合いもあると思うので、好きに食べて構いません。問題は翌日。胃袋が膨らんでいるので、次の食事まで18時間は時間を空けるようにしましょう。胃が大きい状態が続くと食べる量が増えて太ります。
『お酒は太る』とよく言われますが、好きな人は楽しんで飲みましょう。ただし、お酒が飲めない人はアルコールが肝臓で分解できないタイプなので脂肪が付きやすくなります。個人差があるので、まずは自分の体をよく知りましょう」
“伊達流健康法”で10年後の体型維持を
今回の話をまとめると、
・朝・昼・晩、惰性で食べるのはやめよう
・たんぱく質だけは不足しがちになるので意識して食べる。特に色の濃い牛肉がおすすめ
・飲み会などでご飯を食べすぎてしまったら、次の食事まで18時間は間を空けて胃を休ませる
ということになります。
伊達さんは「今回おすすめしたお味噌汁やカットフルーツなどは、多くの社会人が普段口にしないと思います。大切なのは毎日同じものばかり食べないこと。アプリなどで食事を記録してみると、わかりやすくていいかもしれませんね」と最後にアドバイスしてくれました。
早めの対策が5年後、10年後の「社会人太り」を防ぎます。まずは今のうちに乗り出してみてはいかがでしょうか。
<取材・文/櫻井一樹>