2度炎上した「サイゼリヤ貧しい論争」当事者を直撃。「毎日のように脅迫が」
なぜ炎上してしまったのか
――一部の悪質なユーザーから半年以上誹謗中傷を受け続けているとのことですが、誹謗中傷を受けるに至るまでの経緯を教えて下さい。
あっつん:事の発端は、2021年の年末。有名な女性の権利活動家の方が熱海旅行をしたツイートまでさかのぼります。その方は、以前「温泉むすめ」に対して、「キャラクター設定や、キャラクターの描かれ方が、性差別・性搾取的だ」といったようなツイートをしており、それが結構炎上していたんです。
だから、その方が熱海旅行に訪れたことをツイートした際に「『温泉むすめ』を批判したくせに、熱海で温泉旅行とは何事か」という無理のある論拠で、悪質なユーザーが攻撃を始めました。もちろん「温泉地=温泉むすめ」ではないですし、何なら、熱海で「温泉むすめ」とコラボしているのは当店だけだったんです。
リプライの挑発行為が目につくように
あっつん:攻撃は激化し、当店がコラボしていた「温泉むすめ」のキャラクター「熱海初夏」の画像や、当店の店舗情報などを載せてリプライを飛ばすなどの挑発行為が目につくようになりました。繰り返しますが、熱海で「温泉むすめ」とコラボしているのは当店だけだったので……。
このままでは争いに巻き込まれかねないですし、特定の人物に対する悪質な嫌がらせを黙認すれば、店としても個人攻撃に賛同したことになってしまうのではないかと思い、「そういった行為はおやめください」という趣旨の警告を発信しました。“コラボレーション”という形でお預かりしている大切なキャラクターですし、企業の企画としてもあってはならない事態ですから。
しかし、一部の悪質なユーザーが、この発信を「特定個人(権利活動家の女性)への過剰擁護」と捉えたらしく、矛先がだんだんと当店に向くようになりました。もしかしたら、「『温泉むすめ』を扱う事業者なら、それを批判する権利活動家の女性への攻撃には賛同的な立場であるはずだ」と勘違いをされていたのかもしれませんね。味方と思っていた当店から注意を促され、憤慨したのでしょう。