THE RAMPAGE吉野北人、田舎町からつかんだ夢「もう無理だと思った瞬間もあった」
「役者さんの力ってすごい」俳優業への覚悟
――共演者のお芝居から刺激を受けていることはありますか?
吉野:皆さん本当にすごいですよ! 僕はどうすればセリフが違和感なく聞こえるかを考えていたのですが、皆さんは1つのセリフの中に表現の幅がたくさんあるんです。ちょっとした間があったり、ニュアンスを変えていたり。
台本通りのお芝居ではなく、お芝居が台本を超えるというか。アドリブシーンもたくさん生まれるし、ものすごく勉強になっています。
――アドリブと言えば、制作発表会見で工務店社長の父親・蔵之介役の遠藤憲一さんが「劇団アドリブの人たちが……」って苦笑いしていましたね。
吉野:工務店の従業員役の近藤芳正さんと本多力さんの2人のことですね(笑)。そんなセリフなかったよね?って毎回びっくりさせられます。本番前にいつも2人でコソコソ打ち合わせしているんですよ。常にどうしたら面白くなるかを考えていらっしゃるんですよね。やっぱり役者さんの力って本当にすごいですよ。僕も早く同じ立場になれるように頑張りたいです。
いつか必ずヒットするタイミングが来る
――俳優業への気持ちが大きくなっているんですね。
吉野:これからも演技はやっていきたいですね。未熟ではありますが、自分の中にもっと引き出しがあるはずだし、可能性を信じています。個人的にも映像作品が大好きですし、いろいろな役を幅広く演じられる役者になりたいと思っています。
――本業はアーティストです。THE RAMPAGEの一員としての目標はありますか。
吉野:まず、僕たちTHE RAMPAGEというグループをより多くの皆さんに知ってもらうことが大前提だと思っています。そのためにも引き続き個人活動も頑張りたいし、アーティストとして格好良い音楽とパフォーマンスをしっかり届けられるように、成長を止めずに磨き続けたい。
いつか必ず僕たちがヒットするタイミングが来るはずなので、その時のために常に準備をして、よりクオリティーを高めていきたいと思っています。