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大学生が開発したてんやの新メニュー。“若者らしい”天丼はサクもち新感覚

暮らし

モッツァレラチーズ天は実際どうなの?

てんや

これがモッツァレラチーズ天。不思議な食感が楽しい

 そして、今回のメインキャストともいえるモッツァレラチーズ天に箸を進めてみよう。外はサクッとしていながら、揚げたことによってモッツァレラチーズはよりモチモチになっており、食べたことのない食感だ。チーズハットグをイメージしてもらうとわかりやすいかもしれない。

 肝心の味もチーズのしょっぱさとタレの甘さ、それぞれの良さを感じることができる。正直、「ご飯とめちゃくちゃ合うか?」と聞かれるとなんともではあるが、チーズ特有のサッパリ感があるため、とり天やかき揚げの後に食べると口の中がリフレッシュする感覚だ

コンペを勝ち抜いたメニューだった

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プレゼンの様子

 とても食べ応えのある「鶏あえず食ってみ天丼」。誕生した経緯としては、産業能率大学経営学部漆田ゼミのメンバーが数名のグループに分かれて、てんやの審査員に対してコンペを行い、見事商品化を勝ち取ったのだとか。ちなみにほかのグループは、中華と和食を融合させた「中華天丼」、かつおの天ぷらがメインの「勝男天丼」、夏野菜の天ぷらをふんだんに使用した「夏野菜の栄養満天丼」といったメニューを提案したのだそうだ。

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経営学部3年の高塚真優さん

「鶏あえず食ってみ天丼」を提案した「ころも’S班」でリーダーを務めた経営学部3年の高塚真優さんに話を聞いてみると、「『1度食べたら丼丼(ドンドン)元気』というコンセプトに、20代男性をターゲットに制作を進めました」と狙いを話す。

「とり天やモッツァレラチーズ天など、若者に興味関心を持ってもらいやすい天ぷらを詰め込み、『毎日頑張っている人のご褒美になったら』と考えました。また、ほうれん草ときのこのおひたしも含め、栄養バランスを意識したメニューになっており、『食事から元気になってほしい』という狙いもあります」

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