憧れの女性上司と1泊旅行…なのに“気まずい関係”になってしまった理由
新型コロナウイルスも徐々に落ち着きを見せ始め、政府からも外出する際は周囲に気をつけながらマスクを外して熱中症対策をするよう、呼びかけが行われています。
これまでは自宅以外ではどこでもマスクをしていたことで、あまりにおいに敏感になることなく生活できていました。しかし、マスクを取る生活がはじまると、相手の印象がガラリと変わってしまうこともあるかもしれません。
仕事ができる先輩にほのかな恋心を抱く
都内の中堅広告代理店に勤める田村学さん(仮名・28歳)は、においが原因で想いを寄せていた上司の印象がガラッと変わったといいます。
「私があこがれていたのは、青柳さん(仮名)という5歳年上の先輩です。順調に出世していき33歳の若さで課長になり、いくつかの大きなプロジェクトを動かすエース社員。男性社員の中には悪く言う人もいましたが、ハキハキとしていて自分は仕事もしやすく好きなタイプでした。今年の春に行われた人事異動で同じ部署になって働くことになり、内心ラッキーと思っていたんです」
憧れだった青柳さんと働けることになった田村さん。仕事を教えてくれるパートナーとしてついてくれたそうです。
打ち上げでアクションを起こすつもりだった
「クライアントや出版社、ラジオ局などに行くことが多く、ほとんど毎日のように青柳さんと移動していました。ランチも一緒に食べることが多く、意外にも音楽や映画の趣味があって話が弾んだんです。正直、自分としては付き合いたいなと思っていたので、すごく楽しく毎日仕事ができることになりました」
そんな田村さんに、またとないチャンスが訪れたのは6月ごろだったそうです。
「大きめの仕事が終わり、青柳さんも含めて数人で打ち上げに行こうという話になったんです。これまでは、仕事では一緒にいたもののプライベートは全く知らなかっただけに期待していました。お酒が入ればいろいろな話も聞けるでしょうし、お近づきになれるチャンスもあると気合を入れて打ち上げに参加しました」