トイレは上司との会話に最適?出世する男は「35秒」をうまく使う
5)水に流そう:あくまでその場限りで
トイレでの会話は、非公式な内容です。その場限りとして口外することはしないようにしましょう。人間は、お互いに秘密を共有すると、急速に仲が深まるものです。逆に、上司から返事がなく、生返事しか帰ってこなくても、気にする必要はありません。それは悪意ではなく、皆さんだけに対する態度ではありません。
怒らずに、シッコウ猶予にしてあげましょう。聞いた話、受けた態度、全て、その場限りとして水に流すのです。きっと心の中では気づかいの出来る部下として、みなさんを評価しているはずです。
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いかがでしたでしょうか。安らぎの場である前提を理解し、話題を事前に溜めておき、距離感に配慮したうえで、特定のターゲットを見定め、会話をその場限りとして留める。この一連のルーチンを日々繰り返しましょう。
「気を使ってくれる部下」として、日々上司の脳裏に刷り込まれることになり、みなさんへの高評価、出世の近道になります。それは、周囲から目標とされる社員になることを意味しています。そう、便(ベン)チマークされるエリートとして。
<TEXT/組織づくりLABO代表 川野智己>