結婚式が決まったとたんに彼氏が豹変!義母と婚約者からの仕打ち
幸せの絶頂にいると思っていたのに、それが不幸のはじまりだったという話はよくあります。とくに恋愛や結婚などの場合、それまでは他人だった人と密に接することで、いやでも相手の素顔を知ってしまうことも大きな原因かもしれません。
磯貝晴夏さん(仮名・27歳)も、幸せの絶頂から地獄のような日々を送ることになったひとりです。地獄のはじまりは、同じ職場で働いていた要さん(仮名・29歳)のプロポーズを受けたことでした。
爽やかな雰囲気の同僚と恋仲に
「要とは同じ職場で、長いあいだ同じプロジェクトを担当していたことがあり、それがキッカケで付き合うことに。彼からの告白だったので、驚きました。要は爽やかな雰囲気で、いつも冷静。社内の評判もよく、私にはもったいないぐらいの人だと思っていたからです」
控えめで人見知りな性格の磯貝さんは、プロジェクトのときには頭の回転が速い要さんに何度も助けてもらったと言います。付き合いはじめると、率先してデートプランも提案してくれるなど、磯貝さんが何もしなくてもいっしょにいるだけでよい状況が続きました。
「自分で考えたことを提案したり、自分の意見を言ったりすることが苦手だったので、要のことは頼りがいのあるステキな人だと思っていたのです。結婚話が出たのは、付き合ってまだ半年と早すぎるタイミングでしたが、とくに迷いはありませんでした」
結婚式の日取りが決まった途端、豹変
磯貝さんが結婚を承諾したことで、両家の挨拶へ。要さんの両親は明るく積極的な雰囲気で印象がよく、磯貝さんのことを歓迎してくれたといいます。そのため、結婚への不安はゼロ。要さんに家庭に入ってほしいと言われたときも、むしろラッキーだと思ったと言います。
「職場での人間関係には常に気を使っていたので、仕事を辞めて肩の荷が下りた感じでした。退職後は、昼から夕方まではブライダルの準備をしたり、結婚後のために料理教室へ通ったり、朝夕は洗濯・掃除・料理をする日々が続きました」
このとき要さんのお母さんも頻繁に来て、料理や掃除の仕方などを教えてくれましたが、嫌味な感じはひとつもなかったとか。さらに、気遣いのできるよい人だと感じ、尊敬。けれど、結婚式の日取りが決まった途端、要さんと義母は豹変してしまったのです。
「まだ結婚もしていないのに、要は亭主関白気取りで急に束縛が強くなり、2人きりのときは命令口調。義母も、事あるごとに『こんなの常識でしょ』とか『ウチの嫁になるんだから、もっとしっかりして』と、口を挟んでくるようになりました」