吉川愛22歳に聞いた「コンプレックスだった外見」と“レンタル彼女”への挑戦
幼少期より子役として活動し、一時芸能界を離れるも、2017年に復帰して精力的に活動している吉川愛さん(22)。主演ドラマ『明日、私は誰かのカノジョ』がラストに向かっています。口コミで火がつき単行本は累計300万部突破を突破している人気コミックの実写化です。
吉川さんが演じるのは、誰かの彼女になる“レンタル彼女”として働く大学生の雪。ほかにもパパ活をしたり、ホストにハマったり、整形を繰り返したりと、それぞれのコンプレックによって闇を抱える女性たちが登場する物語です。「自分にもコンプレックスがある」と語る吉川さんに話を聞きました。
決まる前から雪に似てると言われていた
――今回のオファーが来た時の気持ちを教えてください。
吉川愛(以下、吉川):人気原作なのでもともと知ってはいたのですが、読んだことはなかったんです。ただ主人公の雪ちゃんの絵や、抜粋された広告は見ていました。ここまでコンプレックスとか闇を抱えた女の子を演じたことはなかったので、不安もありました。でも見た目や雰囲気が私と似てると、お話しをいただくより前に言われたことがあったんです。だからそんな役を実際に演じられることになったのは嬉しかったです。
――闇を抱えた役を演じるのは、女優としては楽しみがありますか?
吉川:そうですね。私自身は少年ぽいタイプなんです。でもきゃぴきゃぴした明るい女の子よりは、影のある役のほうが演じやすいですし、今までとは違う役を演じてみたかったので、これまでとは違う部分を見せられたらなと思いました。
自分にもコンプレックスがある
――いろんなキャラクターが登場しますが、吉川さんが一番共感できる登場人物は?
吉川:共感というか、彩ちゃん(宇垣美里)はステキだなと思います。彩ちゃんは整形を重ねている人ですが、「自分がしたいから、しているんだ」と素直に言える人なんです。そういうのって結構勇気がいることだと思います。私自身、見た目にコンプレックスがありますが、周りの目を気にせずに、自分らしい生き方をしている彩ちゃんはかっこいいし、そんな風に生きていけるのはすごいと思いました。
――吉川さんも外見にコンプレックスがあるのですか?
吉川:なるべく意識しないようにしてるんですけど、鼻と輪郭がコンプレックスです。でもファンの方たちが「好き」と言ってくれるので、いいかなと思えるようになりました。