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岸井ゆきの30歳に聞いた「絶対的な安心感があった」“大御所”俳優との共演

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周りに誰かがいて自分が立っていられる

岸井ゆきの

――現在へこたれそうになっている人には、ご自身の経験から何かアドバイスはありますか?

岸井:仕事でも日常生活のことでもなんでもいいので、楽しかったことを思い出す! たとえば、そう、スマホの写真フォルダを見返す。自分の歴史が簡単にバ~っとスクロールできますよね。「この現場はツラかったけど、でもこの時は楽しかったな」「この国の、この場所はステキだったな」とか写真を見ると思い出しますし、そこから楽しいことを拾うのはおすすめです。

――ありがとうございます。最後に本作で岸井さんが感じたことを教えてください。

岸井:やっぱり何かを成し遂げるにはひとりではできないんだなと。伊能忠敬の日本地図を完成させるために、どれだけの人たちが一生懸命協力していたのか。日本地図となると、大きな出来事になってしまいますが、でも実はどんなことでもそうなんだと思いました。

 周りに誰かがいて、やっと自分が立っていられる。私ひとりで撮影所に行っても何にもならないですから(笑)。スタッフ、キャスト全員がいなかったら成り立たないと、この作品を通じて改めて感じました。きっとみなさんもいろいろ感じるところがあると思います。

<取材・文・撮影/望月ふみ スタイリスト/森上摂子 ヘア/新宮利彦 メイク/村上綾>

ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異
Twitter:@mochi_fumi

【公開情報】
大河への道』は全国公開中
(C) 2022「大河への道」フィルムパートナーズ

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