2か月のパーソナルジムで9キロ減。経験者が語る「無理なくやせる方法」
食のウェイトも軽くなった気がする
さて、筆者の周囲にも勘違いしている人が多いため、あえて声を大にして言いたいのが、炭水化物を完全に抜くのではなく、「量を調整している」ということだ。何を隠そうこってりとしたラーメンも食べるし、ピザやハンバーガーも然りだ。
慣れるまで毎回の食事を“正確に”アプリに記録したり、コンビニで手に取った商品の成分表をチェックするのは、確かに骨が折れるが、いったんルーティーンにしてしまえば、さほど気にならない。むしろ無駄にスマホをいじっていた時間を有効活用できている。
繰り返しになるが、1番引き締まっていた状態からすると、多少お腹周りが出てきた感はあるが、全体的なフォルムは大崩れしていない。久しぶりに会う人の第一声は総じて「やせたね」だ。ポーカーフェイスを貫いているが、努力に結果が伴った気がして内心はにやにやしている。何より、前年着るのを諦めたお気に入りのTシャツも違和感なく着こなせそうで、例年になく夏到来が楽しみである。
本気で結果を出したいなら…
最後に、この記事を読んでパーソナルトレーニングに興味を持った方に対して、「やってみる価値があるのか」と「選ぶ際のポイント」について語ってみたい。いきなり何十万円も払うのは躊躇うのも当然のこと。しかし、貴重な時間を割き、お金を費やすからこそ、結果を残さないと「もったいないバイアス」がかかるような気がする。
近年ではダイエットにまつわる情報を発信するYouTuberも多く、言う通りにすればタダでスリムになれるかもしれない。しかし、もちろんエビデンスに基づいているケースのほうが多いとは思うが、彼らの発言が全てが正しいのかと言われると疑問符が付く。所在がはっきりせず、動画の再生回数を意識する人物の意見よりも、やはり経験を積んだプロのトレーナーほうが1つひとつの言葉も重く感じられるのではないか。