貯金500万円をホストに貢いだ29歳女性。献身の先に待っていた“新たな真実”
楽しかったこの1日を後悔するように
しかし、今では、楽しかったこの1日のことをとても後悔しているようです。
「あの日を境に『今日は誰も来る予定がないから来てくれたら助かる』『会いたいけど、店を休んだら罰金を払うことになる』といった理由で、徐々に店に呼ばれるようになりました。最初のうちは、なぜお金使って彼氏に会いに行くの? と思っていたけど、彼が『ホストの彼氏を支えるために店に来るのは普通のことだよ』って話すから、そういうものなのかなって。今思えば、洗脳ですよね」
週1回のお店通いが週2回になり、会計も2万円だったものが3万円、4万円と徐々に高額になっていったといいます。会社員の智花さん、支払いはどうしていたんでしょうか?
「初任給は手取り18万円ほど。当時、私は実家暮らしで、家にお金も入れてなかったので、給料の全てを注ぎ込んでいました。足りない時は貯金を切り崩していました」
500万円あった貯金が1年半でゼロ円に
智花さんは小さいころから貯金が趣味で500万円近くあったそうですが、彼と付き合ってからたったの1年半でなんと残高はゼロに……。
「店に行くことに慣れるにつれて、金銭感覚がバグっていきました。ルカ君の誕生日に、彼女だから顔を立ててと言われるがままに100万円近く使ったり、なんなら他のキャストの誕生日にもシャンパン入れてましたね……。
なぜこんなに足繁く通っていたかというと、ナンバー1になったらホストを辞めて昼の仕事するという話を信じてたんです。でも、それより前に私の資金が尽きてしまって……。もうお店には行けないかもとLINEしたら、『俺じゃ幸せにしてあげられない』とフラてしまいました(苦笑)」
その後、諦めきれずふらっとお店に行ってしまったそうですが、そこで待っていたのは何とも残酷な一言でした。