腰を痛めて失職した29歳女性…人生のドン底で出会った「迷い猫」が教えてくれたこと
迷い猫の治療費は10万円
動物病院の治療費は、ペット保険に加入などしていなければすべて自費のため、高額になります。
「怪我がひどいため、すぐに手術、入院となり10万円ほどかかりました。仕事も辞めていたので、痛い出費になりましたね。でもトリマーをしている友人に話したら、この内容の手術だと100万円かかる病院もあると言われたんです。どうも動物病院の先生が、保護猫だからと手術費を10万円にしてくれたようでした」
思わぬ出費にはなりましたが、猫の命が助かってほっとしたという弓香さん。しかし、彼女が住んでいたアパートはペット不可。しかも1階には大家さんが住んでいました。
「そのときは飼うつもりはなかったのですが、一緒にいると愛着がわいてきて……。ペット不可の物件でしたが、退去時に現状復旧すると大家さんと約束して猫と暮らせるようになりました」
子猫だと思っていたら、成猫だった
今では、愛猫なしでの生活ができないほど猫を可愛がっているという弓香さん。よくペットは飼い主に似ると言いますが、猫も椎間板ヘルニアになってしまったとか。
「保護してから5年経ち、猫の老化が進んだみたいなんです。実は子猫だと思っていたら成猫で、高齢で今19歳くらい。ヘルニアの治療費は痛い出費なのですが、削ることができず……。腕が良いと評判の獣医さんに通院しているので、月2万円は薬代がかかっています」
愛猫には長生きして欲しいというのが飼い主の心情ですが、最近では認知症の症状も出始めているとか。
「今は認知症で夜泣きがひどくて、サプリメントも飲ませています。さらに冬場は猫の身体を冷やさないように、暖房も入れっぱなし。電気代も3万円になっていて驚きました」