ドンキホーテPB商品「臭わない靴下」は本当に臭わないのか?服のプロがジャッジ
両足から分泌される汗は、「1日におよそコップ1杯分の量」と言われています。特にこれからの季節は、温かくなるからこそ、ますますニオイは気になるもの。
そして、そんな悩みを解決してくれそうな「消臭ソックス」は、各社から発売されていますが、今回ピックアップしたのは、ドン・キホーテのプライベートブランド「情熱価格」から。「10回洗濯しても高い消臭機能が持続」という触れ込みの商品で、その名も「メンズ 臭わない靴下 6足組」(1098円)です。
のべ4650人を超えるビジネスマンの買い物に同行する服のコンサルタントであり、『真似するだけで印象が劇的によくなる 38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)の著者の森井良行が「ドンキPBの匂わない靴下」をレビューします。
色選びで迷ったら…
このソックスは脛(すね)まである一般的な6足組と、ショートソックスの6足組がありました。いずれも消臭機能が持続する「Ag消臭糸」を使用しています。
また、色については、黒1色のみならず、白やグレーがMIXされた組み合わせも。ドンキ特有のお宝さがし感覚で、自分にピッタリな組み合わせを発見したいところです。
ソックスは下着の一部ですから、悪目立ちすることだけは避けたいですよね。色選びで迷ったら、よく履く靴とパンツをの色を思い浮かべてみましょう。たとえば黒いビジネスシューズならば、黒ソックスが合いますし、カジュアルな白スニーカーには、白もしくはグレーがなじみます。
厚いソックスはビジネス向けじゃない?
実際に本商品を手にとってみると、程よい厚手。ブーツやスニーカーなど、カジュアルな靴向きで、「ビジネス用途に相応しくないのでは?」という思いが一瞬、頭をよぎりました。
なぜなら、「黒色=ビジネスソックス」というイメージが強い一方、黒色でも厚みのあるソックスはカジュアルな印象。つまり、スーツやスラックスやドレスシューズはソックスの厚みが野暮ったく見えることもあるからです。
しかし、実際にこのソックスにスラックスと革靴を合わせて感じたのは、厚くもなく薄くもない絶妙なバランス。これならば変にダサく見えることはないはずです。