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「堕落している」と言われた人生が一変!20代男が、東京で暮らそうと決意した背景

コラム

 家族や友人、恋人などから低い評価を受け、「自分はダメな人間だ」などと思い込んではいないでしょうか? 世の中には、今回話を聞かせてくれた松永英人さん(仮名・当時28歳)のように、環境を変えて人生が一変したという話も少なくないようです。

上京 引越し

※画像はイメージです(以下同じ)

 松永さんは、映像関連の仕事に就きたいと子供の頃から意欲的に勉強していました。ただ、田舎ということもあってか就職時には採用枠がなく、思うような就職先も見つかりません。それでも地元就職を望む両親のために、「安定企業」といわれる会社に新卒入社したのです

新卒入社するも1年経たずに退職

「結局は、仕事に対する意欲がわかず1年経たずに退職してしまいました。そのあとは何もヤル気が起きず、短時間バイトをして実家で引きこもる日々。最初は心配してくれていた両親も、『堕落している』『早く次の仕事を見つけろ』と言うようになりました」

 けれど、思うような仕事は見つかりません。早く仕事を見つけなければならないと焦る気持ちと、「モチベーションが上がらない仕事に就いてもまた辞めてしまうかもしれない」という気持ちが衝突。両親に嫌味や愚痴を投げかけられながら、葛藤する日々が続きます。

「そのうち投げやりになって、のらりくらりと26歳まで実家で引きこもるような生活をして過ごしました。そのあいだ、毎日のように『堕落している』と言われ続け、自尊心が傷ついて自分はダメなヤツだと、さらに自暴自棄になっていった感じです」

家を追い出されたことがチャンスに

上京して驚いた話

 そしてついに、見かねた両親から家を追い出されてしまいます。最初は、ほとぼりが冷めたら家に帰ろうと考えていた松永さん。けれど、短時間バイトで貯めたお金をネットカフェでの寝泊まりにつぎ込むうちに、「これでいいのか?」と冷静になっていったのです。

「家を追い出されたことが、チャンスではないかと思えるようになりました。就職のときも、親が地元で就職してほしいオーラを嫌というほど醸し出していたから、東京での就職を諦めたのですから。このチャンスを逃したら、もう二度と東京へは行けないとも感じました」

 松永さんは決心し、有り金を手に一度は思い描いた上京を実行。最初は、アルバイトをしながらネットカフェで暮らし、仕事を探したのだとか。そしてついに、映像関連の仕事を見つけます。見習い状態ということもあり、給料は少ないものの満足だと松永さん。

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