34歳男性が婚活中に陥った“こじらせ思考”と、結婚相談所に入会して見つけたもの
なぜ“こじらせ思考”に陥ってしまったのか?
こじらせ思考とは、自分の思い込みや想像で物事を複雑に捉え、不信感/不安感を抱き、事態を停滞、または悪化させるような思考をすることを指します。タカシさんがこじらせ思考に陥ってしまったきっかけは、本命だったカナさんとの仮交際が突然終了しショックを受けたこと、またカナさん以外の出会う女性が受け身な姿勢であることへの不満です。
つまり、出会う相手に自分の理想や「こうであるべき」といった価値観を求め、相手や婚活に過度な期待を抱きすぎていたこと。しかし思っていたよりも現実の婚活はうまく進まず……理想と現実の大きなギャップを素直に受け止めることができなかったことが原因だと思います。
タカシさんの活動は、当然このままでは上手くいかないので、私からこのように伝えました。
こじらせ思考にならないためには?
「婚活は、出会う相手に対し、自分の理想像や“こうであるべき”といった価値観を求めてしまいがちですが、相手は思い通りにはならないものです。また、婚活は相手の気持ちや相性、タイミングなど不確実な要素が大きく関わってくるので、“タカシさんに原因があるわけではないのに”思うように進まないことも多々あります。これは結婚相談所で結婚に至った人も同じです。
過度に期待し、一喜一憂すると疲れてしまうので、まずは、今ある出会いに目を向け、一つひとつの出会いを“自分の経験値をあげる場”と捉えて、少しでも楽しみながら婚活を進めてみましょう。また、“変えることができない相手”ではなく、自分にできることに目を向けましょう。そうすることで自分もレベルアップしたり、新たな発見をしたり、必ず見えてくることがあります」
頭では分かってはいても、婚活が上手くいかないと焦ってしまって、どうしてもこのようなアドバイスを受け入れられない方も多いのですが、素直なタカシさんは「もう一度気持ちを立て直して自分にできることをしてみたいと思います」と気持ちを取り戻してくれました。