「FORWARDSEEK.COM」という詐欺サイト

中国語でエラー表記が

　後日、請求元の「FORWARDSEEK.COM」をネット検索してみたところ、「FORWARDSEEK」というアメリカのアパレル通販サイトが出てきた。値段は安めのジャケットが多く非常におしゃれだが、クチコミを見たところ、評価は全て☆1つだった。

　すべて英語のクチコミだが、「100％FAKEで69$を失った」や、「FORWARDSEEKは中国の詐欺の会社なのに、アメリカでマネーロンダリングをしている。アメリカではFORWARDSEEKは使えないようにしてほしい」「詐欺、注文しましたが届きませんでした。このように盗むことに専念している人が世界中にいるというのが信じられない」など、私と同じようなコメントも散見。

　ほかにもネットでは「先日、電動自転車格安サイトでクレカ決済したら、利用明細に『FORWARDSEEK.COM』となっていました」との声がある。私も今回の顛末をSNSにも投稿してみたところ、「私もそのサイトで激安自転車を買ったのですが、届いてません。届きましたか？」とDMが届いた。被害者は世界的に多いようだ。

詐欺サイトかどうかを見抜くポイント

　普通に考えると自転車を1万円弱で販売して、配送するとなると赤字になる。北海道から東京へ自転車を運ぶとなると、運搬費用は安くて2万円、保険などのオプションがつけばさらに何万円も跳ね上がる。配送料無料など、そんな上手い話はない。安さに目がくらんで軽い気持ちで注文してしまったのに後悔した。

　詐欺サイトかどうかを見抜く点としては警視庁のホームページ「通信販売サイトでのトラブルにご用心！」を参照すると、

・連絡先がメールアドレスだけになっていないか
・振込先口座は店の名義になっているか
・価格が極端に安くないか
・不自然な日本語表記ではないか
・所在地や電話番号が掲載されておらず、連絡先がフリーメールアドレスになっている

　などと注意喚起されている。