仮想通貨1億円溶かした人気ブロガーが明かす「日本と海外のコロナ対策」
マスク着用の有無にも文化の差が
――日本の場合は統制が取れていない感じはありますね。
みさちゃす:個人間の圧力とかだと気持ち悪いので、義務化したほうががいいと思います。ドバイも屋外でのマスク着用は任意ですが、屋内は法的に義務化されてます。私の知っている日本人がそれを知らなくて9万円罰金を取られました。
ショッピングモール内でノーマスクだったところを、白装束(民族衣装)の警察官に呼び止められて注意を受けたのですが、民間人だと思って無視した結果、そのようになってましたね。
――ケニアやエチオピアではどうでしたか。
みさちゃす:都市部と郊外で情報格差がありました。例えばマサイ族の家に泊めてもらったりとかしたんですけど、彼らはマスクをしていなかったし、郊外だとノーマスクの人が多かったですね。
あと、マサイ族とは異なるんですが、エチオピアでは唇にお皿をはめてるムルシ族に会ったんですよ。エチオピア公用語はアムハラ語なんですけど、彼らは部族独自の言語を使っていて、電気も水道もない環境で生きている。なので、コロナの存在をわかっていなかったようです。
ペルーのコロナ対策におどろいた
――最もコロナ対策が徹底していると感じた国はありますか?
みさちゃす:ペルーですね。人口100万人あたりの累積死者数が世界一なだけに、危機意識が本当に高いことが窺えました。買い物の際のお釣りでは、消毒液でびしょびしょに濡れたお札を渡されるんです。
クレジットカード決済のときも、パスワード押す場所に消毒液をぶっかけて渡されるなど、徹底してました。あと二重マスクが公共の場所では義務化していましたし。観光地も感染対策を徹底しながら開放しているし、そういう意味ではペルーのコロナ対策はメリハリがあって、経済を回そうという姿勢を感じられました。
<取材・文/安 宿禄>
【みさちゃす】
1995年愛知県生まれ。私立中学で中卒、通信制高校を経て中京大学を卒業後、仮想通貨で1億円を溶かすなど波乱万丈な人生を送る。現在はフリーランスで様々な事業を行いつつ、年の半分を海外で生活している。
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