想像以上にニオイが…“パンダの聖地”で心に傷を負った男性の告白
パンダのニオイは想像以上に強烈だった?
「こんなことを言うと怒られるかもしれませんが、パンダといっても所詮は熊の一種じゃないですか。獣臭がかなり強烈だったんです。普段なら耐えれるレベルでしたけど、このときはトイレで戻した直後。結局、途中でもう1度トイレに駆け込むことになり、まだお腹に少し残っていたお昼に食べた担々麺と麻婆豆腐を全部ぶちまけることになりました(苦笑)」
パンタ繁殖基地には1時間近く滞在していましたが、トイレに籠ったり、ベンチで休んでいた時間が長く、見学していたのはせいぜい30分。体調が優れなかったので仕方ありませんが、なんとももったいない限りです。
「そこにはレッサーパンダもいたのですが獣臭は弱かったので、普通のパンダよりも眺めていた時間は長かったですね。正直、こっちのほうが好きかも(笑)。帰国後、友達にそのことを話したら『わざわざ中国まで行ったのにもったいない!』って言われましたけど」
このときの出来事があまりに強烈だったのか、帰国後はテレビなどでパンダを見てもまったくかわいいとは感じなくなったとか。
「かわいい」ではなく「臭い」と思ってしまう
「パンダには申し訳ないのですが、かわいいよりも先に臭いって印象がどうしても先に来ちゃうんです。もしこれが上野動物園のパンダだったらガラス越しでの見学だし、臭いを感じずにいいイメージしかなかったと思いますが真実を知ってしまったので」
パンダに限ったことではないですが動物の場合、種類や個体によって差はありますが獣臭があるのは当然のことですが、臭いが原因で気持ちが悪くなってしまっている状態でパンダを好きになれというのも難しい話なのかもしれませんね。
<TEXT/トシタカマサ イラスト/カツオ(@TAMATAMA_GOLDEN)>
-特集[動物・ペットの忘れられない話]-
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