サラリーマンの確定申告は「青色申告」がいい?5つのメリットを解説
青色申告の特典5つを紹介
【1. 青色申告特別控除】
売り上げから経費を引いた所得から、さらに最高65万円が差し引かれて課税されるため非常にお得な制度。不動産投資であれば5棟10室の所有で事業的規模を満たしていると見なされることが多い
【2. 青色事業専従者給与】
字のごとく、“専ら”従事する家族への給与を経費にできる。事前に「青色事業専従者給与に関する届出書」の提出が必要。所得税・住民税が非課税となる年間100万円程度の支払いが無難
【3. 給与との損益通算】
事業所得が赤字になってしまった場合、給与所得からその分を差し引け、本業の節税となる。ワンルーム投資のメリットとして謳われる「節税効果」の正体はだいたいこの損益通算による所得税の減額
【4. 赤字の繰越】
損益通算をしても赤字の場合、以降3年間にわたって黒字と損益通算が可能となる。赤字で利益が出ていない年でも、青色申告をしておいたほうが、長い目で見るとお得といえそうだ
【5. 少額減価償却資産の特例】
ハイスペックPCやオフィス家具など、取得価額30万円未満の固定資産が一括償却可能。「事業の用に供した日」から減価償却開始なので年末に慌てて注文せず、計画的に利用したい
<取材・文/週刊SPA!編集部>
【大河内 薫】
ArtBiz代表取締役。税理士。芸能・芸術/クリエーターに特化した税理士事務所を経営。Webメディアでの発信を得意とし、YouTubeチャンネルを運営
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