全国で消えつつある「赤いコンビニ」。統合しても“お弁当”に残る精神
「ローソン・ポプラ」で残り続ける「ポプ弁」
「ポプラ」が店舗数を減らし続ける一方で、近年数を増やしているのが、ポプラをローソンに転換させた「ローソン・ポプラ」である。
先述したとおり、もともとローソン・ポプラはローソンの店舗が少ない山陰地方から展開を開始したものだが、徐々に展開地域が広がっており、2021年からは東京都内などの大都市圏や本拠地・広島県内でも見かけるようになった。
ポプラによると2021年6月時点でのローソン・ポプラ転換店舗は110店舗に上るといい、さらに近年は少数ではあるものの「通常のローソンからローソン・ポプラに転換する店舗」も出てきている。
「ご飯大盛り無料サービス」も!
「お客様第一」を社訓とするポプラ。同社は2020年にローソンをFC展開するための新会社「ポプラリテール」を立ち上げており、今後はポプラが運営するかたちで「ローソン・ポプラ」の新規出店も増えることになろう。
お馴染みの「赤い看板」は消えても、「お客様第一」の精神はポプ弁の「ご飯大盛り無料サービス」として生き続ける。
<取材・文・撮影/都市商業研究所 若杉優貴>