わざと“急所”を狙われイラッ…キックボクシングのジムで大揉めした男性の嘆き
実はローキックを受けたのではなく…
では、田丸さんが受けた痛みはなんだったのでしょうか。
「ふくらはぎに衝撃を受けたことを説明すると、コーチに『それは肉離れだろ』と言われました。肉離れは筋肉が断裂する怪我ですが、断裂した時の衝撃は打撃を受けたように感じる時もあるとのこと。そして整形外科で診てもらったところ、本当に肉離れでした」
それから1か月間、回復のためジムを休むことになった田丸さんですが、治ってもジムに通う気にはなれなかったそうです。
「濡れ衣を着せられたAは自分のことを目の敵にしていて、次に会ったらボコボコにしてやると怒り狂っているとのことでした」
心底謝る気にもなれない…
「一応、その場では謝りましたが、向こうは全然納得していないようでした。もちろん自分に非があるので、そう思われても仕方ないと思います。とはいっても、向こうもそれまでに散々嫌がらせをしてきたので、心底謝る気にもなれないんです……」
仕事が忙しくなる時期とも重なってしまい、徐々にキックボクシングに対する熱も冷めてしまったといいます。
グローブや練習用のプロテクターなどは、ジムに行かなくなってからも部屋に置いていたそうです。しかし、目に入るたびに恥ずかしい気分になってしまい、結局全部捨ててしまったんだとか。
<TEXT/和泉太郎 イラスト/磋藤にゅすけ>
-[ケガ・病気でツラかった話]-