デート代120万円をLINEで請求…別れ際に豹変した20代彼氏に失望するまで
別れ話が拗れて彼氏が豹変
「私が別れを切り出した途端に、彼が豹変したんです」。ヤスヨシさんは、元来、穏やかな性格で怒ったりするような性格ではなかったそうです。しかし、自分のプライドが傷つけられて居ても立っても居られなくなったのか、「裏切る気か」「恩を仇で返しやがって」とアオイさんに対して怒りを剥き出しにします。
「それでも、やっと別れられた、心機一転だ、と思ったのですが、1週間ほどしてから、ヤスヨシからLINEが届いたのです」
その文面は目も当てられないほど酷いものでした。今までの食事代や、デート代、誕生日プレゼント代、ホテル代、ガソリン代などにかかった120万円を請求してきたのです。ヤスヨシさんにデート代を持ってもらうことも多かったそうですが、それにしてもお互いが楽しんだのだから別れるから返せというのもおかしな話です。
「彼はかなり感情的になってました。私に振られたという事実が相当ショックだったんでしょうね」
最後の印象が悪いと本当にダメ
もちろん罵倒してもアオイさんの心はただ離れていくだけです。呆れ返ったアオイさんは、「もしこれ以上そんなことを言うんだったら、警察に相談するから」と警告してLINEをブロックしてしまったそうです。
「こんな男と付き合ってしまった自分にも腹が立ちました。せっかくだったら綺麗にお別れしたかったのですが、それは叶いませんでした」
それから、アオイさんのインスタグラムのアカウントにDMが一度届いたものの、これ以上連絡しないでほしいと言ったら、案外、素直に受け入れてくれたそうです。
「本当にあんな人だとは思ってませんでした。楽しかった思い出もあったはずなんですが、最後の印象が悪いと本当にダメですね。史上最悪の恋愛になりました」
寂しそうな眼で、アオイさんはそう言いました。振られた事実はショックだったとしても、取り乱してキツく当たってしまっては良い男も台無しです。辛いことがあったときこそ、その人の本性が出るものです。良い男たるもの、ピンチのときこそぐっと堪えたいものですね。
<TEXT/カマクラ>