まるでカリスマ山根明前会長…“不動産天上人”の信じられない振る舞いとは?
「札束、昨日ワシ、あんたにメチャクチャ怒ったらしいな? 悪い、まったく覚えとらん!」
一瞬、目が点になるも「これで水に流せるならと安堵した」という札束くんさん。しかし、その数時間後にはデジャブのような光景が広がります。
「一体何が原因なのか、気がついたら全く心当たりないことで昨日と同じくメチャクチャ怒られてました」
帝国ホテル前での強烈な一撃とは?
そこでメゲないのが札束くんさんのスゴいところです。
「その後も銀座の超高級クラブを2件ほどお付き合いし、結局、女の子とアフターで翌朝4時までご一緒させていただきました」
東の空が明るくなる頃、ようやく社長の滞在先である帝国ホテルへお送りすることに。そこでトドメを指すかのような今日イチの事件が。
「帝国ホテル前でなぜか僕の金〇を思いっきり蹴り上げてきたんです。うずくまって泣きましたね」
しかもその社長、その夜の記憶もまったく残ってなかったそうです。
酒癖の悪さで有名だった
「その後わかったのですが、この社長酒が入ると、誰に対してもこんな感じらしいのです」
そのため会食に参加するメンバーは、夜も深い時間になればそそくさと退散するのが普通なのだとか。
「それでも僕だけ毎回、社長がホテルに戻るまで絶対に帰らず飲み続け、食べ続けるようにしました」
こうした札束くんさんの努力が実り、ビジネスでの関係性は深まったといいます。
「その後も懇意にさせていただき、数件の取引からはじまって今ではほぼ全ての案件の相談を僕を介してくれるようになりました」
豪族社長から全幅の信頼を寄せられている札束くんさん。そんな彼にもいまだに悩みがあるといいます。
「今でも酔った社長に金的を蹴り上げられてます。金的はボクシングでもルール違反なので勘弁してほしい。地方の不動産会社の大社長って1ミリも洗練されておらず山根氏以上に傍若無人だと思いますね」
ビジネスで信頼を勝ち得るのは、ときに急所をリスクに晒す男気が必要なのかもしれません。