プロフと全く異なる女性が…26歳男性が今でも悔やむ「アプリでの出会い」
待ち合わせ場所にいたのは…
話が弾み、なおかつ外見もタイプの女性とのやりとりは、仕事一辺倒だった山本さんの生活に潤いを与えてくれました。そして、マッチングアプリを勧めてくれた同期に、報告がてら彼女のことを話すことにします。
「同期に彼女のプロフィールの写真を見せたら『この写真は怪しい』って言うんです。会ってみたら全然違うパターンだって。でも、自分は彼女とやりとりしていて嘘をついてる感じはしなかったんです。なので、『そんなはずない』と反論しているうちに埒が明かず口論になってしまいました」
同期の忠告にも耳を貸さず、女性との仲はさらに進展。次の休みに共通の趣味であるお笑いのライブに行こうという話になりました。
話しかけなかったことを悔やむ
「当日、待ち合わせしていた駅のホームにめちゃくちゃ緊張しながら向かいました。そこにいたのは……、写真とは似ても似つかない女性でした。何度も別人だろうと思ったんですが、事前に聞いていた服装と髪型的に彼女で間違いありませんでした。同期と口喧嘩になったこともあって、僕は頭にきて彼女には声もかけずにその場を後にしました」
最初こそ頭に血が上っていた山本さんでしたが、数日経つと別の感情が湧いてきたそうです。
「あの日以来、彼女とは連絡を取らなくなっていましたが、日に日に寂しく思うようになったんです。自分の周囲には、あれほどお笑いのことを語り合える人間はいませんでした。それに、彼女とのやりとりや電話で話した時の会話がすごく楽しかったんです。コロナでプライベートの交流が減った中で、彼女とのやりとりは自分にとってすごく大きなものになっていたことに気づかされました」