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富田望生、小さな頃から憧れていた“フラガール”に「声だけの表現は本当に難しい」

暮らし

アフレコ前後で気持ちが全然違った

富田望生

――長編アニメのアフレコ挑戦はいかがでしたか?

富田:普段は全身でお芝居できますが、声だけで表現するのは本当に難しいです。以前に短編のアフレコをさせていただいたときに、なかなかうまくいかなくて、向いていないかもしれないと思ってたんです。だから今回、「そういえば、私、声優は向かないかもと思ってたんだ」とアフレコの前に少し憂鬱になりました(苦笑)。

――実際に、今回のアフレコはいかがでしたか?

富田:最初に水島(精二)総監督から「俳優さんとして参加してください」と言っていただけたんです。声を作ろうとか何も考えずに、あなたの感じた蘭子ちゃんでやってくださいと。「それに合わせて僕たちも蘭子ちゃんを作っていくので、自由にやってください」と。まだ映像ができていない状態で、自由にやらせてもらったから本当に楽しくできて。アフレコに行く前と終わってからでは、自分の気持ちが全然違ってました(笑)。

オールマイティになんでも

フラ・フラダンス

富田さんが声を演じたムードーメーカー・滝川蘭子

――蘭子ちゃんたちは、新人社員ですが、富田さん自身はデビュー当時、どんな気持ちを持っていましたか?

富田:東京に出てきてから芸能界に入ろうと決めたのですが「お芝居がしたい!」というよりは「なんでもやりたい!」という気持ちが強かったんです。レッスンで歌を歌ったりもしていたので、歌もやってみたいし、お芝居もしてみたいし、バラエティも出てみたいと。オールマイティになんでもやりたい気持ちでした。

――最初から女優を目指していたわけではないんですね。

富田:福島でピアノをずっと習っていたこともあって、東京での週に一度の演技と歌のレッスンは、その習い事にかわるものを見つけた感覚でした。

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