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いよいよM-1グランプリ決勝戦。優勝予想と注目の若手を総チェック

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 2021年も若手漫才師の日本一を決める大会、M-1グランプリの季節がやってきた。前年度王者のマヂカルラブリーは、今やテレビで見ない日がないくらいの売れっ子になり、ジム開設やゲーム開発など、その活躍は留まることを知らない。

ファイナリスト

ファイナリストの面々

 今年のエントリー総数は6017組と、前年度の5081組よりより大きく数字を伸ばした。12月2日に準決勝が開催され、同日夜にファイナリスト9組が発表された。年間200本のお笑いライブを鑑賞し、今年のM-1の3回戦、準々決勝、そして準決勝を現地で観戦した筆者と、数々の芸人のインタビューなどを手掛けるライターの鈴木旭氏@akkirami_)の優勝予想をお届けする。

初出場は5組、決勝経験組は4組

 ファイナリスト9組の内、初出場は5組(もも、真空ジェシカ、モグライダー、ランジャタイ、ロングコートダディ)、経験組は4組(オズワルド、インディアンス、ゆにばーす、錦鯉)となった。見取り図やハライチ、ニューヨークなど、過去のファイナリストが準決勝で敗れ去っている。

準決勝会場

準決勝会場(筆者撮影)

 注目は初出場の5組ではないだろうか。ロングコートダディは2020年のキングオブコントファイナリストのイメージが強いかもしれないが、M-1では過去に何度も準決勝に駒を進めており、関西では二刀流の呼び声が高い。ランジャタイは関東のお笑い好きは知らない人がいない実力派コンビである。昨年の敗者復活戦での「国民最低~!」というボケも記憶に新しい。

結成12年目にして初の決勝進出は?

モグライダー

モグライダー。昨年からスーツに衣装を変えたボケのともしげ

 真空ジェシカは2017年度の3回戦動画で大きなインパクトを残し、お笑いファンに一気に名を知られる存在となった。2019年度の「マイナビ主催Laughter Nightチャンピオン大会」で優勝するなど、その実力は折り紙付きである。モグライダーはコンビ結成12年目にして初の決勝進出となった。

 ももは結成4年目で初の決勝進出となった関西の若手漫才師である。劇場所属2年目ながらメキメキと頭角を現しており、今大会の台風の目、間違いなしのコンビだ。

 もちろん、ファイナリスト経験組も負けてはいない。オズワルドは3年連続ファイナリストであり、今大会の優勝候補と言っても過言ではない。2021年度のABCお笑いグランプリで優勝経験もあり、今一番勢いに乗っているコンビである。

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