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5万円以下で買える銘柄も…「地方のお宝株」6選。地銀、ホテルetc.

コラム

 銘柄選びの際に見過ごされやすいのが、地方で有名なご当地企業。だが実は地域に根ざした地力のある企業は今後の成長も期待大

福岡県福岡市

福岡市街地(※画像はイメージです、以下同じ)

 そんなお宝銘柄の見極め方とは? 資産運用会社レオス・キャピタルワークスでシニア・ファンドマネージャーを務める佐々木靖人氏と、経済アナリストの馬渕磨理子氏@marikomabuchi)の両賢人に話を聞いた!

疲弊する地方経済で業績拡大する企業は?

 新型コロナウイルスの感染爆発で、打撃を受けた地方経済。だが、収束気配が見えるなか、苦境をしのぎきった地力のある企業こそ、今後の株式市場で存在感を示すと予想される。

 資産運用会社レオス・キャピタルワークスでシニア・ファンドマネージャーを務める佐々木靖人氏は「地方が疲弊する中でも、地場に根付いていて、地元でのM&Aを積極的に行い、業績を拡大している企業も多い」と語る。

「なかでも、ドラッグストア業界は地方発の企業が、零細を買収するなど大都市圏にも勢力を拡大しています。また、地方の不便さを逆手に取った戦略で成果を出しているのが、薬王堂(岩手県矢巾町)。他社が出店しにくい限界集落のような辺境で、激安価格で食品や薬品を販売し、業績を上げています」

郊外型ホスピス事業で急成長!

 ご当地事情で活気づいている企業もある。佐々木氏が注目するのは電気・空調工事の九電工(福岡県福岡市)だ。

「博多・天神地区の再開発事業の『天神ビッグバン』が本格化したことが追い風となっています。長崎の離島での太陽光発電事業にも加わるなど好調」(佐々木氏)

 他にも、郊外型ホスピス事業を展開するアンビスホールディングス(東京都中央区)は、2013年に三重県桑名市で産声を上げ、2016年には東京に本社を移すほどの急成長を遂げている。

病室

終末医療などを行うホスピスは、住宅が密集する都内には開設しにくいため、土地の広い地方を中心に進出している

「終末医療の患者を専属の看護師・介護士や地域の病院・薬局と連携して見守り、亡くなった際のさまざまな手続き作業もフォローしているのが特徴。介護士への報酬も高く、今後もホスピスを開設しやすい地方を中心に事業を広げてゆくと見られています」(同)

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