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業績好調な会社にコネ入社したのに…予想外のボーナスカットを嘆く26歳男性

コラム

 転職を考えている人にとってコロナ禍はまさに逆風。業績を大きく落としている業界や企業が多く、次の仕事が見つかったとしても安泰とはいえないようです。

超戦略的転職論

画像はイメージです(以下同じ)

 2020年末までレンタカー会社に勤めていた砂岡重人さん(仮名・26歳)は、業績が前年比9割減という深刻な状況に見切りをつける形で退社。夏冬のボーナスもカットされ、基本給も翌年から減額の話も出ていたため、収入面を考えてのやむを得ない決断でした。

コロナ禍で業績激減の会社を退社

「特に私が勤めていたのは大本のレンタカー会社ではなく、別の法人が経営するフランチャイズのショップで要は末端。一応、正社員でしたけど、契約社員やパートの非正規雇用の同僚が人員整理という名のクビ切りに遭い、明日は我が身との不安があったからです

 そんな彼が転職先に選んだのは、故郷である北海道の港町の水産加工会社。業績が安定していたことも理由のひとつですが、それ以上に父親の知り合いが社長だったことが大きかったようです。

「前の勤務先を辞める旨を両親に報告した際、『だったらこっち戻ってこないか? 仕事の口くらい利いてやる』って言われ、紹介されたのが今の会社でした。コロナ禍で求人も限られ、職探しが厳しいものになるのは覚悟していたため、正直ありがたい申し出でした」

業績が伸びている会社と思ったが…

北海道 港

 2人姉弟で姉が遠方に嫁いでいたこともあり、いずれは地元に戻ることを考えてたという砂岡さん。予定よりも大幅に前倒しになりましたが、地元へのUターンは納得のうえ。

 また、転職先の水産加工会社の社長と、その家族とは子供のころから付き合いがあり、彼自身も可愛がられていた。人柄などもよく知っていたため、不安はなかったといいます。

「会社自体は小さいですが、それでもパートさんを入れると従業員は30人以上と田舎ではそれなりの規模でした。ウニやイクラの瓶詰をはじめとする商品を卸していたのですが、コロナによる家籠り生活の影響で売り上げは増加。業績が伸びている会社に転職できて、本当にラッキーだと思いました」

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