まるでスイーツ!甘くてトロトロなクラフトビールとは?社長のビール開発に対する思い
日本から世界にビールを発信したい
――それは「和食に合うビール」ということですか?
山田:そうですね。山椒と柚子を使用していて、日本の食材や和風の味付けにも合うような風味のビールになっています。
――お客さんは、どのような年代や属性の人が多いですか?
山田:年代的には30〜40代が最も多いと思います。そもそもビールを飲む人口が男性の方が多いですが、基本的には男女問わず多くの方に楽しんでいただいてます。
クラフトビール初心者から上級者までへの工夫
――クラフトビール初心者の人が、初めてでも手に取りやすいような工夫って何かしていらっしゃいますか?
山田:香りはすごく華やかなんですが、極端な苦味はなく、初心者の方でも挑戦しやすいような工夫をしています。一方で、限定ビールはかなり個性を重視しているので、酸味があるものなどは上級者向けかなと思っています。
――最後に、今後の目標や展開について教えてください。
山田:そうですね、会社のミッションでもある「ビールの多様性を知ってもらう」という思いを持ち続けていくことかなと思います。
会社も10年目を迎え、スーパーやコンビニにも徐々に置いてもらえるようになりましたが、まだ製造量が少ない状態なのが課題です。一般のお客さんには少し手の届きにくい価格設定となってしまっているので、製造量を増やしていく予定です。今は新工場の建設も計画していまして、品質面、価格面をより良くしていけるようにしたいですね。
<取材・文/ハラシマ>