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10分で商品を配達するネットスーパー「ダークストア」、実態を運営企業に聞いた

コラム

環境に良い自転車に目をつけた

OniGO

注文が多い時は後ろのカゴに荷物を入れることもある

 海外だと車やバイクを使った配達手段が多いが、OniGOは自転車を使用している。10分で配達するならバイクのほうが早そうだが――。

「海外でも『何分以内にどこまで配達する』というエリア設定をしていて、達成するために何を使うかは自由です。車やバイクを使わずに電動自転車を配達手段としたのは環境面の配慮です。そのうえで10分圏内のエリアを設定しています。

 お酒は当初から扱いたかったのですが、酒販免許取得に時間を要したため、事業開始から販売開始までタイムラグがありました。家庭向けの商品も揃えていきたいと思っていて、子育て中で時間がない人に利用してもらって、自分たちの時間を作ってほしいです」

インパクトのある配送時間10分の意図

 スタート直後から、利用者からはさまざまな反応があった。ネットでは「10分で配達できるのがすごい」という意見がある一方、「10分じゃなくても良いので、それより安全を確保して欲しい」という声も多くあがっていた。

「10分という配達時間はインパクトありますが、最優先事項は安全です。その上で『注文を受けてから、ピッキングをいかに早くするか』『配送ルートをいかに知り尽くしているか』だと思います。これまで10分を過ぎてしまったことも何件かありましたが、安全を重視したうえで、事故件数ゼロを続けていきたいです」

OniGO

カートに袋をセッティングしてすぐに取り掛かれる準備を

「また、配達時間が早いというだけでなく、環境への配慮、さらに食品ロスの削減にも取り組んでいく予定です。最近はD2C(Direct to Consumer)の形態が増えていますが、そういった商品の販路拡大にも貢献してきたいと考えています」

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