ドムドムバーガーのカレー屋がまもなく閉店。どう考えても赤字なのに出店できたワケ
経営者の思いも込められている
その背景には経営者の「思い」があります。
「(すじ肉を使わず処分することについて)とてももったいない。『フードロス』を考えたときに、それはいけないなと」(ドムドム代表取締役社長 藤崎忍氏 『日テレNEWS24』での発言)
もったいない。その思いはフードロス対策はもちろん、材料費の大幅低減につながっています。
銀座の一等地なのに家賃は月500円
カレー屋ドムドムは東京・銀座の一等地にあります。
通常、家賃は70万円以上。安価なカレー店では出店できません。これを可能にしたのが「店舗流通ネット株式会」が提供する出店応援サービス「ANYONE/エニワン(以下ANYONE)」です。
ANYONEは、月額家賃「500円」で、都内の物件に3か月間お試し出店できるというもの。運営が軌道に乗った場合、そのまま本営業も可能となります(条件は別途相談)。応募は30社以上あったとのこと。ドムドムは、これをプレゼンで勝ち抜き銀座一等地へ、ほとんどタダで出店できることに。
材料費と家賃という最大のコストがかからなかった。これが、出店を可能とした要因です。