「世界一厳しい消費者は日本人」フェイスブックジャパン元代表が語る、ヒットするブランドの作り方
世界で一番厳しい消費者は日本人
「インターネットが発達したデジタル化社会であれば、ある種特定のプラットフォーム内で作業をしていけば、グローバル市場へ打って出ることは容易だと思っています。しかし今は時期尚早だと考えていて、というのも世界で一番厳しい消費者は日本人だからです。
商品に対する良し悪しの目利きはもとより、地域性やストーリー性、カルチャーを大切にする気質があるからこそ、そう容易くヒットするブランドは生まれない。でもそれがやりがいに繋がりますし、まずは日本でしっかりと受け入れられたブランドから、順次世界へ展開していく青写真を描いています。ぜひ今後の展開に期待していてくださいね」
長谷川さんは、ライフワークとして次世代のビジネスパーソンに向けた発信も積極的に行っているそうだ。まさにブランドのみならず、未来を担う人材の発射台にもなる存在とも言えるのではないだろうか。今後のさらなる活躍に期待したい。
<取材・文・撮影/古田島大介>