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女優・芋生悠、文通が心の支えだった学生時代「一番長く続いた子は今も友達です」

暮らし

竹馬と一輪車が大得意だった

芋生悠

――子ども時代のことをもう少し教えてください。マラソンの話も出ましたが、芋生さんは昔から空手をされていたり、運動が得意ですよね。

芋生:小学生のときですが、私、竹馬と一輪車がすっごく得意だったんです。家と学校が近くて。学校の竹馬で家まで帰って、そのまま1回も足をつけずにまた学校へ折り返すというのをやってました。

――すごい!! でも、折り返す!?

芋生:あはは。そうなんです。一輪車でもやってました。一輪車ではお尻を浮かせて立ちこぎができたので、どこにも手をつかずに、そのまま家に行って学校へ折り返す。で、返却してから改めて家に帰る。友達もいないからハマっちゃって、ず~っとやってました。

完成作では、全員が愛おしく思えた

ひらいて

――最後に、完成作をご覧になっていかがでしたか?

芋生:今の年齢でギリギリ出せる、まだ色のついていない透明な部分を最後に残せる場所かなと思って、挑んだ作品でした。

 学生時代を思い返すというよりは、新たに今の状態で観られました。学生時代にもしこの小説を読んでいたら、私には理解できない部分がたくさんあっただろうなと思います。映画を観て、全員が愛おしく観えました。

 綿矢さんは、すごく愛情を持って若者たちを観てくれているんだなと映画で改めて思って、いろんな人のことが好きになりました。

<取材・文・撮影/望月ふみ スタイリスト/小山田孝司 ヘアメイク/塩山千明>

ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異
Twitter:@mochi_fumi

【公開情報】
映画『ひらいて』は全国公開中
(C) 綿矢りさ・新潮社/「ひらいて」製作委員会

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