28歳グラビアアイドルが、受刑者15人と続ける文通の中身「たまに直球な下ネタも」
知らない出来事を初めて学んだときの嬉しさは世界共通だろう。ましてや、それが自分と全くかけ離れた世界であればなおさらだ。
各地の拘置所や刑務所で開かれる矯正展に足を運ぶうちに刑務所の魅力に取りつかれ、15名の受刑者との文通を行っているグラビアアイドルの緑川ちひろさん(28・@cchhii64)。
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受刑者との文通を重ねることで刑務所の内部事情にも詳しくなり、現在は刑務所作業製品(通称CAPIC)を愛用しているという彼女に、一般人が伺い知ることのできない世界を直撃した。
受刑者が作ったポーチを愛用
――緑川さんは刑務所好きで、いろいろなCAPIC製品を購入されているそうですね。
緑川ちひろ(以下、緑川):私が愛用しているのは小物を入れるポーチとか巾着ですね。今日は青とブラウンのポーチに巾着袋を持ってきました。いずれも函館少年刑務所の「マル獄シリーズ(※1)」というブランドのものです。生地の裏側にも柄が入ってたり、ちょっとしたデザインにもこだわっているんです。
――これらはどちらで購入したんですか?
緑川:青のポーチが北海道にある網走監獄という博物館で、ブラウンが東京拘置所の矯正展(※2)ですね。巾着袋は通販で購入しました。
(※1)函館少年刑務所の受刑者が作った製品。前掛けやトートバッグなどが人気。
(※2)刑務所作業製品の販売などをメインとした地域に開かれたイベント。毎年開催されるが2020年と2021年は新型コロナウイルスの影響で中止。
衣類のタグ付けも受刑者の仕事
――受刑者が作る製品というと小物類や家具なんかが知られていますが、木馬とかも作っていてびっくりしました。けっこういろいろな製品があるんですね。
緑川:もっと大きいものになると神輿とかも作ってますし。あと、意外なところでは某有名ファストファッションの衣類のタグ付けなんかも受刑者の方が行っているようです。
――これまで購入した製品の中で、特に便利だったものはありますか?
緑川:けっこう便利で使っているのがこの「ブルースティック」という商品です。