ALSOK子会社で、違法残業1876時間と残業代482万円を放置された現役社員が実名告発
労働組合が必要のない社会を望む
「もしもいま、労働環境に悩んでいる方がいたら、まずは労基署へ相談に行ってみることをおすすめします。労基署へ行く前は、ザ・お役所的なイメージを持っていましたが、とても親身になって話を聞いてくれ、スピーディーに対応してくれたので感謝しています。もし、それでもどうにもならないときは、労働組合を立ち上げることも考えてみてください」
これから社会人として活動する若者たちが泣き寝入りをしないようにと願う小又氏は、理想とする着地点について「私が理想としている着地点は、労働組合が必要のない社会です。会社と労働者が協力し合い、労働者が健全にのびのびと働ける労働環境が広がることを望んでいます」と語る。
なお本件についてALSOK昇日セキュリティサービス株式会社に電話とWebで問い合わせたが期日までに回答はなかった。警備員としての仕事や職場の仲間たちが大好きだという小又氏。彼が望む「労働組合が必要のない社会」が実現することを祈るばかりだ。
<取材・文/山内良子>