ゲームに課金しまくって貯金ゼロ!再就職先もみつからない男性のサイアクな顛末
趣味は、息抜きやリフレッシュとして最適ですが、ハマりすぎると人生の歯車を狂わせてしまう可能性もあります。この記事では、趣味のオンラインゲームにハマりすぎた、新藤大志さん(仮名・29歳)の後悔エピソードについてみていきましょう。
自主退社でオンラインゲームにハマる
「大学卒業と同時に就職した会社の業績が悪くなり、今後を見据えて自主退職したんです。そしたらもう、ヒマでヒマで。最初のうちは、ジョギングしたり本屋に行ったり、活動的に生活していたんですが、気が付いたら、オンラインゲームに激ハマリしていました」
学生時代は部活に明け暮れ、就職してからは率先して残業をこなしていた新藤さん。これまでは、あまり自由な時間を経験したことがありませんでした。3年ほど付き合っていた彼女も仕事が忙しかったため、24時間いつでもプレイできるゲームは好都合だったと言います。
「最初は、アプリをたくさんダウンロードして無料のゲームばかりをやっていました。でもそのうち、お気に入りができちゃって。プレイしているうちに、チャットで見知らぬ人とも仲良くなると、ますます『頑張ろう』と思ってしまうんです」
最低、半年は仕事を探さなくてもいいぐらいの貯金があったこともあり、焦りはありませんでした。気が付けば、早朝から深夜までゲーム三昧だったとか。
頼られて快感!デートもおろそかに
「僕は無職で時間があったので、やればやるほどキャラが強くなって、ゲーム仲間などから尊敬されるようになっていきました。それで、どんどん楽しくなっていったんです。これまでの人生、あまり頼られたこともなかったので、素直に嬉しく思いました」
小学校の頃は万年補欠の野球部員。中学・高校はサッカー部に入って活躍する予定だったものの、こちらもベンチを温める役しか回ってこなかったそうです。社会人になって率先して残業をしても、仕事を押し付けられることはあっても頼られることはなかったとか。
「だから、僕を頼ってくれる声に『応えなきゃ』と思ってしまったんです。それで、アプリ内で課金をするようになりました。課金をしてガチャを回すことで、間接的にはなりますが、強いアイテムを手に入れられる確率が高くなります」
アイテムを手に入れたからといって直接的に強くなるわけではないそうですが、戦闘環境が整ったり、大会出場の最低ラインをクリアできたりするのだそう。実力も合わさり、オンライン上で結成したメンバーからも一目置かれるようになります。