せこいルームメイトから理不尽なLINEの要求が…積もり積もった結果
親しき仲にも礼儀ありという言葉がありますが、親しさゆえに相手の気持ちを無視した行動をしてしまう人も少なくありません。今回は、幼馴染という気心の知れた関係の相手とあることがきっかけで仲違いしてしまった男性のエピソードをご紹介します。
幼馴染とのルームシェア
中岡裕大さん(仮名・26歳)は、大学時代に幼稚園からの幼馴染であるDさんとルームシェアをしていました。ずっとご近所同士で育った2人は中学、高校、そして大学まで同じになり親の勧めもあって一緒に暮らすことになったのです。
「お互いに親元から離れて暮らすことに不安を感じていたので、ルームシェアについてはすんなり受け入れました。お互いによく知っている仲でしたし、問題ないだろうと思っていたんです。想像通りDくんとの暮らしは順調でした」
最初の2年間こそ問題なく暮らしていた2人でしたが、就職活動が始まる3年生になってから少しずつその関係が変化していったそう。それは何気ないDさんからのLINEから始まりました。
ちょっとした「おつかい」の内容
ある時、Dさんは後から帰ってくる中岡さんに、LINEで「シャンプーが切れたから買ってきて欲しい」と連絡をしてきました。生活用品は全般的に共同で使っており、こういったやり取りもルームシェアをしてから何度もあっといいます。
「授業やサークルの関係で僕のほうが帰宅時間が遅いことが多かったので、そういうちょっとしたおつかいを頼まれることはありました。でも費用は半月に1回合計して折半していたので特に嫌だと感じたことはなかったです。もちろん個人的に使うものや食べるものもおつかいを頼まれることがあったんですが、そのときは都度、料金を受け取っていました」
その日もシャンプーのほかに飲み物などを頼まれ購入して帰宅した中岡さん。個人的な買い物の料金をすぐに受け取ろうとしましたが、Dさんは誰かと通話をしていて話しかけることができませんでした。そしてDさんはその日遅くまで部屋から出てこなかったため、結局請求することができなかったのです。