住宅を買うなら中古が断然トク!5つの見極めポイントをプロが教える
コロナ禍で経済的な余裕はないし、年々ひどくなる異常気象で子供が大きくなる頃の環境も心配。考えだせば悩みが尽きない今、世界的に“中古”に注目が集まっている。
財布にも環境にも優しい“中古”を賢く利用する――そんな時代にマッチした生き方を模索してみた! 今回は住宅について考える。
成約件数は新築以上!中古不動産が熱い
人生最大の買い物である住宅も、「今は中古のほうが活況」と語るのは、一級建築士の井上恵子氏だ。
「コロナ禍で、新築物件の建築が抑えられ、価格が高止まりしています。需要はあるのに手ごろな新築がないために、中古成約件数が増える逆転現象が起きています」
新築マンションとの価格差は歴然!
中古市場に詳しい不動産コンサルタントの城戸輝哉氏も続ける。
「不動産価格は10年前より1.5倍ほど上昇しており、今後も上がる余地がある。購入直後に『中古』と化す新築より、中古のほうが投資対象としても狙い目です」
中古のメリットはほかにもある。
「2020年の首都圏のマンション平均価格は、新築が6083万円で中古は3599万円と差は歴然。中古は物件数が多いので、生活スタイルに合わせた選択が可能なのも今どきです」(井上氏)