三浦透子、カンヌ絶賛の出演作のオファーで「高級車に次々乗車しました」
人生は意外なところにも何かが転がっている
――何か20代のうちにやっておきたいことはありますか?
三浦:どこか住んだことのない場所に行って住んでみたいです。場合によっては海外でもいいし、日本のどこかかもしれないですが。この仕事を始めて20年になりますけど、仕事以外のことをしてみる時間をどこかで作れたらとは思います。
――1年間くらい、まったく知らない土地で違う仕事をしてみるとか?
三浦:場所ごと動いて、20代のうちというのは難しいかもしれませんが、そんなことは考えます。
――最後に三浦さんと同世代の読者に向けてひとことお願いします。
三浦:家福さんとみさきは、年齢にしても職業にしても、普通なら一生会うことのなかったかもしれないふたりです。そんな出会いが互いの人生をものすごく動かしたり、心を前に進めたりするものになった。そう思うと、どこにそんなきっかけがあるか分からない。もっと前向きに人と話をしてみようと、私自身、この映画を通じて思いました。
人生は意外なところにも何かが転がっているかもしれない。私も、そして読者のみなさんも、いろんな人と触れ合って話を聞いて、自分の話もいっぱいして、いろいろと影響を受けていけたらいいなと思います。
<取材・文/望月ふみ>